中古住宅のリノベーションで使える!「住宅ローン」と「リフォームローン」を解説。マンションよりも戸建ての方が借りやすいメリットも!
2024.11.14
こんにちは!リノリビングです。
住宅購入や、実家や持ち家のリノベーションを検討されている方のほとんどは、
住宅ローンの利用を検討されていることと思います。
中古住宅や、持ち家・実家のリノベーションでも、ローンの利用は可能ですが、
利用できるローンの種類については、あらかじめ注意が必要なケースがあります。
今回の記事では、ローンを活用する際に役立つ「3つの情報」について詳しくお話します。
● リノベーションをする時に利用できる「ローン」の種類
● 住宅ローンを申し込む前に知っておきたい「金利」について
● 中古住宅の購入で注意すべき「ローンの審査」について
ローンの種類についてあらかじめ知っておくと、
気になる物件を見つけた時に、スムーズに購入することができます。
リノベーションをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
リノベーションで使えるローンは2種類!「リフォームローン」と「住宅ローン」の違い
住宅に利用できるローンは2種類あります。
中古住宅を購入してリノベーションをされる方は「住宅ローン」。
持ち家やご実家等、所有する不動産をリノベーションする場合は「リフォームローン」を利用します。
ローンの特徴は、下記にまとめた通りです。
住宅ローン | リフォームローン | |
---|---|---|
借られる金額 | 数百万~1億円程度 | 500万~1000万程度 |
返済期間 | 35年までが一般的 | 15年までが一般的 |
利用条件 | 新しく物件を購入すること | 特になし |
金利 | 0.4%~と低め | 2~5%と高め |
審査 | 年収や担保となる「建物の資産価値」をチェックされるので、終了まで2週間以上の時間がかかる。 | 最短1日で終了し、通りやすい。 |
新しく家を購入するための「住宅ローン」の方が、借りられる金額も大きく、返済期間も長くなります。
「リフォームローン」は借りられる額が小さいですが、そのぶん返済期間も短く、審査も通りやすいのが魅力的ですね。
【ポイント】リフォームローンでも「有担保型」なら、大きな額を借りられる!
借りられる額が平均1000万円までと、金額が小さいのが特徴のリフォームローン。
もし実家や所有する不動産をフルリノベーションするとなると、1000万円では予算が足りないかもしれません。
ですが、同じリフォームローンでも「有担保型」を選べば、1000万円以上借りることができます。
【担保とは?】
債務者が借入金を返せくなった場合の損害を補うためのもので、
ローンが返済できない際は、支払えなかった分を「担保にした住宅」で補います。
有担保型のリフォームローンは、建物や土地の「資産価値」に応じて借りられる金額が決まります。
資産価値が低いと判断されれば、希望どおりの金額を借り入れできないこともありますので、注意して利用しましょう。
中古住宅を購入したい時に使える!リノベーションで使える「住宅ローン」は3種類
住宅を購入してリノベーションしたい場合は、住宅ローンを活用することになりますが、
住宅ローンには「金利」別に3つの種類があります。
【金利とは?】
借りている額に対して、支払わなければならない利息の割合のことを言います。
割合の%の数字が大きいほど、毎月支払う利息の金額も大きくなり、家計への負担となります。
住宅ローンの3つの種類は、以下の通りです。
種類 | 特徴 |
---|---|
変動型 | 金融市場の動きに合わせて、年に2回金利が見直されるため、月々に支払う利息の金額も変動する。ただし、「最初の5年間は金利が変動しない」と決められているものが多い。 2024年11月現在は、0.4%弱。 |
全期間固定型 | 借り入れている期間、ずっと同じ金利が設定されているため、月々に支払う利息の金額もずっと同じ。金融市場の影響を受けずに安定している分、変動型よりも高め。 2024年11月現在は、1.0%弱~2%。 |
固定期間選択型 | 3年~10年の決められた期間は固定金利を設定し、その後は固定型か変動型か選択できる。最初の固定金利の期間中は、全期間固定型よりも金利が低く設定されていることが多い。 |
2024年11月現在の金融市場は、低金利が設定されているため、
変動型であれば非常に低い利息で住宅ローンを利用することができます。
そのため、変動型を選ぶ方も多くいらっしゃいますが、
今後金利が上がっていく可能性も充分にありますので、よく考えてから選択することをお勧めします。
築古マンションは要注意!中古住宅購入で、住宅ローン審査が通らないケース
福岡市近郊で人気の中古マンションですが、住宅ローンを利用して購入を検討する場合は、注意が必要です。
なぜなら、築古のマンションは、住宅ローンの審査が通らないケースがあるためです。
審査が通らない理由は、ずばり耐震基準。
1981年6月に施行された「新耐震基準」よりも前に建てられた、
「旧耐震基準」の物件は、場合によっては住宅ローンの利用を断られることがあるのです。
【旧耐震基準とは?】
耐震基準とは、建物の耐震性能についての基準で、地震に対する強さを証明するものです。
旧耐震基準の建物は、震度5を想定して建築されているものがほとんどです。
ただし、旧耐震基準の物件でも、
最近になって耐震工事を施されているものが多数あります。
その場合、新耐震基準に相当する「耐震基準適合証明」や、
「フラット35適合証明書」があれば、住宅ローンを利用できますので、あらかじめ調べておくと良いでしょう。
【ポイント】中古戸建ては、マンションよりも住宅ローンが利用しやすい!
旧耐震基準の中古マンションが住宅ローンに通りにくい一方、
中古の戸建て物件は、審査に通過しやすい傾向にあります。
その違いは、ずばり「土地」。
部屋のみを所有するマンションと違い、戸建て物件は「建物」に加えて「土地」を担保にできるため、
住宅ローンの審査が通りやすいという側面があるのです。
福岡で中古住宅を購入するなら「戸建て」がおすすめ!自分に合ったローンを活用して、理想の家づくりを
今回は家づくりで重要な「住宅ローン」と「リフォームローン」についてお話しました。
現在、ローンの種類は銀行や金融機関によってさまざまな商品があります。
1社に審査を申し込んだだけでは、上記の理由で通過せず、利用できないトラブルが起きることも。
様々なローンの商品を比較し、また購入する家の選択肢を戸建てにも広げて、
無理のない理想の家づくりを進めてみてはいかがでしょうか。
リノリビングでは、ローンのご利用についてもご相談をお受けしています。
ぜひお気軽にお問い合わせください。