【戸建て住宅は何年住める?住宅の寿命と、チェックするべきメンテナンスポイント5選!】
2024.10.30
こんにちは、リノリビングです。
今回は「戸建て住宅の寿命」をテーマに、コラムをお届けします。
マイホームの選択肢としてすっかり定着した、中古住宅のリノベーションですが、
福岡県の中古住宅市場にも、中古マンションだけでなく、築40~50年の戸建て住宅が多く販売されています。
ですが、築年数が経過した戸建て住宅は、どの程度安心して住めるのか気になるのではないでしょうか?
以前リノリビングのコラムでも「中古住宅全体の寿命」についてお話しましたが、
マンションと違い、戸建て住宅となると、その寿命は立地や日々のメンテナンスによって大きく左右されます。
購入した家には、できれば長く住みたいもの。
この記事では、戸建て住宅への不安を払拭する「2つの情報」について詳しくお話します。
● 戸建て住宅の「本当の寿命」
● 長く住むための「メンテナンスのポイント」や「購入前にチェックすべきこと」
ぜひ最後まで読んで、住宅購入時のご参考にしてくださいね。
▶コラム「【中古住宅には何年住める?】リノベーションでできること」を読んでみる
木造住宅の最大寿命は約80年!メンテナンスすれば、築50年でも30年居住可能
木造住宅の最大寿命は「約80年」と言われています。
意外に思われる方も多いかもしれません。
ですが、古いお寺や神社を見ればわかるように、木材は湿気やシロアリを防げば、長く保つ材質です。
よく「築30年」で取り壊されることが多い木造住宅ですが、
中古住宅の購入の場面でも、この築年数を境に、不安に思われる方が増える傾向にあります。
実は、「築30年」というのは、暮らす人のライフスタイルが変化しやすいタイミングであり、
住宅の寿命ではありません。
家族構成の変化や引っ越しを理由に、取り壊されることが多いんです。
こまめにメンテナンスして、家の状態が良ければ、50年・60年と長持ちさせることが可能です。
中古住宅に必要なメンテナンスのポイント6選!住宅購入前にチェックしよう
メンテナンス次第で80年はもつ戸建て住宅。
実際に、メンテナンスすべき5つのポイントについてまとめました。
これらの箇所に痛みなどの問題がなければ、住宅は長持ちするとみていいでしょう。
【ポイント1】外壁の状態
【ポイント2】屋根材の状態
【ポイント3】水道管の状態
【ポイント4】シロアリ工事の時期
【ポイント5】給湯器の交換時期
物件購入前にこれらの箇所をチェックしておくと、状態の悪い物件を避け、リノベーションの費用を抑えることができます。
一つずつ説明しますので、ぜひチェックしてくださいね!
【ポイント1】外壁の状態
外壁塗装のメンテナンスは、10年に一回が目安です。
15年、20年とメンテナンスを怠れば、大きなひび割れにつながり、耐震性能に問題が出ることも。
なお、
タイルやボードを外壁に貼る「サイディング」や、モルタルを塗装した外壁の場合は、30年ほどの耐用年数があります。
住宅購入前の方は、外壁の材質や塗装工事の履歴をチェックしておくことをお勧めします。
【ポイント2】屋根材の状態
家の状態をもっとも左右するのが「屋根」のメンテナンス。
その時期は、材質によって異なります。
一般的な住宅によく使用される「コロニアル屋根」や「セメント瓦」は、30年に1回。
伝統的な日本家屋に使われる「和瓦」は、50年~80年に1回のメンテナンスが必要です。
屋根のメンテナンスを怠ると、雨漏りし、湿気がこもる原因になります。
湿気を好むシロアリが発生してしまえば、家全体の寿命もかなり短くなってしまいます。
また、「雨樋い」などの詰まりも、屋根の状態にも大きく影響します。
葺き替え工事には100万円~200万円ほどかかりますから、状態を細かくチェックしておきましょう。
【ポイント3】水道管の状態
水道管のメンテナンスは、40年に一度が目安です。
築40年~50年では、一度も交換していないケースも存在します。
配管が劣化している場合、湿気が発生してカビの原因になることも。
壁紙の裏にまで湿気が及べば、下地まで全部張り替える必要があり、費用も余計にかかります。
住宅購入前の方は、床下収納庫などから構造をチェックしておきましょう。
【ポイント4】シロアリ工事の時期
シロアリを防ぐ工事は、5年に1度が目安です。
15年や20年工事をしていない場合、住宅の基礎構造に問題が発生する可能性があります。
長年工事をしていない場合は、構造のチェックも併せて行いましょう。
住宅購入前の方は、工事履歴をチェックして、シロアリ工事がいつごろ必要になるか確認しておきましょう。
【ポイント5】給湯器の交換時期
給湯器の寿命は15年~20年ほど。それ以上となると、交換が必要になります。
給湯器が壊れてしまえば、家でお湯を出せなくなり、生活にも大打撃です。
壊れる前に交換する必要がありますが、2021年ごろには材料不足で給湯器そのものが大幅に不足しました。
困りごとが起こる前に、余裕をもって取り替えるようにしておくと良いでしょう。
住宅購入前の方も、給湯器が設置されて何年経過しているか、チェックしておくことをお勧めします。
福岡市の地価は上昇傾向。戸建て住宅に長く住みながら、資産価値を守ろう
今回は、戸建て住宅の寿命とメンテナンスにスポットを当ててご紹介しました。
福岡市の地価は、この10年の間で広い地域で上昇傾向にあります。
戸建て住宅の寿命は最大80年と、鉄筋コンクリート造のマンションよりは若干短い傾向にありますが、
マンションと違い、土地そのものが資産として手元に残ります。
大切なお家をンテナンスしながら長く住み続けることは、資産として守っていくことにもつながります。
住宅購入を検討されている方は、ぜひ今回の記事を参考にして、
戸建て住宅の購入も視野に入れてみてくださいね。
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