【家を売りたい!不動産売却7つのステップと基礎知識】
2024.09.09
こんにちは、リノリビングです。
ライフステージが変わったり、相続したりして、所有している家に住まなくなることがあります。
そんな時に考えるのが、「家の売却」です。
しかし、初めての家の売却だと、まず何をしたらいいのかわからず、
戸惑うことも多いのではないでしょうか。
今回は、家の売却をお考えの方に役立つ「不動産売却7つのステップと、基礎知識」をお話しします。
1:家を売却するタイミングは、意外と多い。
家は、人生の中で最も高い買い物です。
そんな家を手放すとなると、あまりいいイメージはないかもしれません。
しかしながら、家を売却するタイミングは、意外と多くやってきます。
一番多いのは、転勤や結婚などで、住み替えが必要となるタイミング。
住宅ローンにも、住み替えで利用できるものがあり、ポピュラーな選択肢です。
最近増えているのは、親から相続した家を手放すケースです。
遠い場所にあり、住む予定のない家を売却したい方は多くいらっしゃいます。
家の売却は、いつ必要になるかわかりません。
いざという時に備え、売却について知っておくことをお勧めします。
2:不動産売却には、3つの方法がある。
家の売却する方法は、1つではありません。
大きくわけて3種類の方法がありますので、自分に合った方法を選択すると良いでしょう。
方法1:不動産仲介会社に、依頼する。
不動産仲介会社に売却を依頼する方法は、もっとも一般的な方法です。
売買の仲介を依頼する契約をかわし、自分の代わりに買い手を探してもらいます。
この方法のメリットは、一番高く売れる可能性があることです。
多数の買い手の目に留まるぶん、値段も高く売れやすいためです。
その半面、デメリットも存在します。
仲介手数料が必要になる上に、最低でも半年ほどの期間が必要になりますので、注意しておきましょう。
方法2:買い取り会社に、直接売却する。
不動産の買取業者に、直接買い取ってもらう方法もあります。
買取業者へ売却するメリットは、なんといっても売却期間が短いことです。
早ければ数日から1週間以内、遅くても1ヶ月以内には売却が完了するケースがほとんどです。
また、仲介手数料がかかりませんので、売却にかかる費用を抑えることもできます。
デメリットは、売却金額が相場よりも安くなる傾向にあることです。
ただし、この売却金額は、家が位置するエリアによって異なります。
人気のエリアや、買取業者によっては、相場よりも高く売却できることもあります。
方法3:個人間で売買する。
不動産会社を通さず、直接個人と連絡をとり、売買する方法です。
この場合、売買する相手は、隣地の住人や親戚、知人など、普段から親交のある相手がほとんどです。
売買する相手によって、売却できる金額や、かかる期間が異なります。
3:不動産売却「7つのステップ」とは。
家の売却は、以下の7つのステップで完了します。
ステップ1:売却方法を決める。
ステップ2:不動産価格の相場を調べる。
ステップ3:不動産会社を決めて、契約する。
ステップ4:売却のために、活動する。
ステップ5:売買契約を結ぶ。
ステップ6:決済し、物件を引き渡す。
ステップ7:確定申告をする。
1つずつ、説明します。
ステップ1:売却方法を決める。
先ほど説明した3つの方法の中から、売却方法を選択します。
家の売却までにかかる期間や費用は、方法によって異なり、
時間のかかる方法であるほど、売却金額は高い傾向にあります。
「できるだけ高く売りたい」
「安くてもいいから、早く手放したい」
などといった、「自分がもっとも優先したいこと」に合った方法を選ぶことをお勧めします。
ステップ2:家の価格の、相場を調べる。
自分の家がどんな金額で売却できるのか、取引相場を調べてみましょう。
取引相場は、国が運営する「不動産情報ライブラリ」というウェブサイトで調べることができます。
売却したい家と「同じエリア」や「似たような築年数、間取り」などといった情報で調べると、
家を売却できる相場を知ることができます。
様々な不動産会社を、一括で査定できるウェブサイトを活用する方法もあります。
査定に料金はかかりませんので、活用してみるのも良いでしょう。
ステップ3:不動産会社と、契約する。
不動産仲介会社に売却を依頼する場合は、仲介会社と契約を結びます。
契約には3つの種類があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。
自分にあった契約を結びましょう。
「専属専任媒介契約」の、メリットとデメリット
専属専任媒介契約は、契約を交わした仲介会社のみが家の売却行う契約で、
メリットは「売却状況を、細かく知れること」です。
1週間に1回以上の経過報告義務があるため、こまめに状況を知ることができます。
初めて家を売却する方に向いています。
デメリットは、「どんな売却相手でも、契約した仲介会社を介さなければならないこと」です。
例えば、親族や知人など、自分で発見した相手に売却する場合でも、
必ず仲介会社を通して売却しなければなりません。
また、他の仲介会社と重複して契約することはできません。
「専任媒介契約」の、メリットとデメリット
専任媒介契約は、専属専任媒介契約と同様に、契約を交わした仲介会社のみが、家の売却を行います。
専属専任媒介契約と同じように、他の仲介会社と重複して契約することはできません。
ただし、1つだけ違う点があり、それがこの契約のメリットでもあります。
それは、「自分で発見した売却相手には、仲介してもらわなくていいこと」です。
身の回りに、家の購入を検討している人がいる場合は、こちらの契約がお勧めです。
デメリットは、「売却状況の報告頻度が、専属専任媒介契約と比べて、下がること」です。
報告義務は、2週間に1度となります。
「一般媒介契約」の、メリットとデメリット
一般媒介契約は、複数の仲介会社と契約を結ぶことができます。
メリットは、「仲介会社同士で競争するため、よい条件で売却相手を探せること」です。
もちろん、自分で発見した売却相手を、仲介してもらう必要はありません。
駅前など、地域で人気のエリアに家を持っている方向けの契約方法です。
ただし、他の2つの契約と違い、ネット上の不動産流通システムに登録する義務がないため、
「インターネットで、売却相手を探せない可能性がある」ことがデメリットとなります。
逆に言えば、家の売却を内密にしたい方には、お勧めの方法と言えます。
また、複数の仲介会社と契約する分、あまり積極的に売り出してもらえない可能性もあります。
ステップ4:売却の方針を決めて、活動する。
ステップ3で契約した仲介会社と相談し、売却するための方針を決めましょう。
具体的には、まず「家の詳しい価格」や「値下げ可能価格」など、金額に関することを決めます。
その後は、不動産のウェブサイトに掲載したり、チラシやDMなどの方法を決定し、
その通りに仲介会社に販売活動をしてもらいます。
また、近隣の住民に家の売却を知らせることで、買い手が見つかることもあります。
仲介会社に依頼するだけでなく、自分でも売却活動をしてみましょう。
ステップ5:売買契約を結ぶ。
買い手が見つかったら、買い手と売買契約を結びます。
この時、値下げ交渉をされる可能性があるので、
どこまで対応できるか、事前に考えておくと良いでしょう。
ステップ6:決済し、家を引き渡す。
売買契約を結んだら、決済してもらい、家を引き渡す準備をします。
【注意】家の引き渡し前に、多数の準備が必要。
決済と同時に、以下のことを準備する必要があります。
・抵当権抹消登記の手続き
・所有権移転登記の手続き
・鍵の準備
・竣工図面の準備
・検査済証等の書類の準備
難しい場合は、司法書士などに依頼することも考えておきましょう。
ステップ7:確定申告をする。
家を売却して、利益が出た場合は、翌年の3月までに確定申告をする必要があります。
【ポイント】確定申告がいらないケースもある。
確定申告は、家の売却で利益がでた場合のみ必要となります。
利益が出ていない時は、確定申告をする必要はありません。
これは、家を相続した場合でも同様です。
利益があるか知るためには、家の購入価格や、リフォーム代、減価償却費などを知っておく必要があります。
難しい場合は、税理士に相談することをお勧めします。
【まとめ】まずは、家の査定を依頼しよう。
今回は、家の売却に役立つ「不動産売却の知識と流れ」についてお話しました。
家の売却は、数カ月という長い時間をかけて、複雑な手続きをこなしていく必要があります。
初めての売却では、戸惑うことも多いですが、
まずは家の査定から始めることで、自分に合った方法を探すことをお勧めします。
リノリビングでも、不動産買取業者として、家の査定を行っています。
電話やお問い合わせフォームの他、LINEでもご相談できますので、
お気軽にお問い合わせください。