リノベーション向き物件の、上手な選び方【6選】
2024.08.16
こんにちは、リノリビングです。
中古住宅を購入して、自分好みにリノベーションするとき、最初の壁となるのが「物件選び」です。
リノベーションしやすい物件は、どのようにして選べばいいのでしょうか?
今回は、「リノベーション向き物件の選び方」について、お届けします。
「リノベーション向き物件」の、選び方6選。
次の6つの選び方を参考にすると、リノベーション向きの物件を選ぶことができます。
選び方1:希望の間取りに、変更できる構造を選ぶ。
選び方2:耐震性能を、チェックする。
選び方3:資産価値が下がりきって、落ち着いている物件を選ぶ。
選び方4:管理組合の運営状況がよいマンションを選ぶ。
選び方5:管理組合の規約を、確認してみる。
選び方6:給排水の配管に、余裕がある物件を選ぶ。
一つずつ、説明します。
選び方1:希望の間取りに、変更できる構造を選ぶ。
「部屋の壁を撤去して、リビングを広くしたい。」
「2つある部屋の壁を撤去して、1つの部屋にしたい。」
そんな希望がある時は、間取りの変更ができるかどうか、建物の構造をチェックしましょう。
特に「ラーメン構造」のマンションは、間取りを変更しやすい傾向にあるため、リノベーションに向いています。
【疑問】ラーメン構造とは。
ラーメン構造とは、マンションの構造の一種で、柱や梁で建物を支える構造です。
柱や梁に影響しない限り、壁を撤去できるので、間取りを変更しやすい構造となっています。
なお、「壁式構造」のマンションは、ラーメン構造と違い、壁全体で建物を支えています。
壁式構造だと、壁を撤去できず、間取りを変更しにくいことがあります。
しかし、壁式構造でも、工夫次第で開放感のある間取りに変更することも可能です。
たとえば、リノリビングのショールームも、壁式構造で建てられています。
こちらは、ショールームの間取り図です。
よく見ると、ところどころ壁が取り払われず、残されているのがわかります。
写真で見ると、こんな感じ。
部屋を広く見せる工法によって、広々とした空間へ造り替えています。
選び方2:耐震性能を、チェックする。
物件が、地震に耐えられるかどうか、耐震性能をチェックしましょう。
耐震性能は、「新耐震基準」と「旧耐震基準」の2つが存在します。
この2つのうち、「新耐震基準」の物件は、大きな地震にも耐えられる構造で建てられています。
また、住宅ローンが借りやすくなるメリットもあり、リノベーション向きである傾向があります。
【ポイント】旧耐震基準にも、リノベーション向きの物件がある。
「旧耐震基準」で建てられている物件にも、リノベーションに向いていることがあります。
旧耐震基準で建てられていても、もともと頑丈に作られていたり、
手入れが行き届いていて、建物に傷みが少ない物件があります。
こちらは、築40年超のマンションの一室をリノベーションしたもの。
旧耐震基準ですが、管理もしっかりされていて、痛みの少ない物件です。
また、旧耐震基準でも利用できる住宅ローンがあります。
旧耐震基準の建物でも、物件の状態をよく見て判断することをお勧めします。
選び方3:資産価値が下がりきって、落ち着いている物件を選ぶ。
資産価値が十分に下がり、落ち着いている物件を選びましょう。
資産価値が下がりきった物件を選ぶと、それ以上資産が目減りする事態を防ぐことができます。
築20年以上経過している物件は、資産価値が落ち着いているので、
リノベーション向きであると言えます。
【疑問】なぜ、築20年以上経過した物件を選ぶのか。
築20年以上経過した物件を選ぶことで、
それ以上建物の価値が落ちる事態を防ぐことができます。
具体的には、物件が建てられた後、その価値は20年かけて低下します。
築20年以上経過すると、ほとんど価値がなくなるため、価値が落ちる心配はありません。
選び方4:管理組合の運営状況がよいマンションを選ぶ。
中古マンションを希望する場合は、管理組合がきちんと運営されているか、確認しておきましょう。
【疑問1】管理組合とは?
管理組合とは、マンションを維持・管理するための集まりで、
そのマンションに住んでいる人が所属しています。
管理組合は、マンションの清掃や、設備の修理、点検などを行っています。
これらの活動がきちんとされているかどうかで、建物の状態は大きく変わります。
状態のよくない物件は、建物を修繕するために、
思わぬ費用が必要になることがありますので、注意しましょう。
【疑問2】管理組合の運営状況を、チェックする方法とは。
管理組合の運営状況は、「マンションのエントランスや、廊下などの共有部分」を観察することで、
チェックすることができます。
共用部分の設備が壊れたままであったり、ゴミが放置されている場合は、
管理組合があまり機能していない可能性があります。
また、「マンションの修繕履歴」を取り寄せるのも、お勧めの方法です。
マンションの修繕履歴には、建物を修理した時の記録が残されています。
修繕履歴が多い物件は、管理組合がきちんと機能している可能性が高いので、お勧めです。
選び方5:管理組合の規約を、確認してみる。
中古マンションを希望する場合は、マンションの管理規約をチェックしておきましょう。
【疑問1】管理規約とは。
管理規約とは、マンションの住人が守らなければならないルールのことで、
「リノベーションや、リフォームに関する決まり事」が定められています。
管理規約の中には、この決まり事が、厳しく制限されているものがあります。
例えば、間取りの変更ができなかったり、
建築の材料にも、細かい指定がある管理規約も存在します。
管理規約による制限が、さほど厳しくない物件ほど、リノベーションに向いていると言えます。
選び方6:給排水の配管に、余裕がある物件を選ぶ。
「キッチンの位置を変えて、アイランドキッチンにしたい」
「洗面台を、別の場所に作りたい」
そんな希望があるときは、給排水路の配管をチェックしましょう。
配管が構造と一体となっている物件は、水回りを希望通りに移動できない可能性があります。
「配管が構造と別れていて、独立している物件」だと、
水回りの移動も希望通りにしやすいため、リノベーションに向いています。
【疑問】給排水路の配管を、チェックする方法とは。
給排水路の配管は、不動産の管理会社や、
マンションの管理組合に問い合わせることで、チェックすることができます。
なお、配管そのものは床下にあるため、直接見て確認することはできません。
必ず問い合わせて、確認しておきましょう。
【まとめ】リノベーション向き物件探しは、慣れていないと難しい。
今回は、「リノベーション向き物件の選び方」についてお届けしました。
初めて物件を探す人にとって、リノベーション向き物件を探すのは、難しいと言えます。
なぜなら、リノベーションしやすい物件かどうか判断するためには、
専門的な知識や、膨大な数の書類を準備する必要があるからです。
住宅を購入した後で後悔しないためにも、
「物件探しからリノベーションまで、ワンストップで依頼できる業者」に相談することをお勧めします。
リノリビングでも、リノベーションや物件探しのご相談を、LINEでお受けしています。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。