【固定資産税の金額が最悪で6倍に。】相続した実家を放置する危険性とは。
2024.03.19
こんにちは、リノリビングです。
親から相続し、誰も住んでいない『空き家』を持て余してしまう方は、多くいらっしゃいます。
実は、相続した空き家をそのままにしていると、大きなリスクがあることをご存じでしょうか。
今は相続していなくても、
高齢化が進む現代では、誰でも空き家を相続する可能性があります。
今回は、【相続するかもしれない『空き家』を放置するリスクと、対処法】についてお話します。
1:相続した空き家を放置していると、どうなる?
もし親から実家を相続し、所有者となった場合、
「相続した家に住む」という方は、それほど多くないのではないでしょうか。
「今住んでいる場所から遠すぎて、住めない」
というケースは、少なくありません。
しかし、所有している空き家に手を加えず
そのまま放置していると、【大きなリスク】が発生します。
2:空き家を放置して、生まれる大きなリスク
空き家を放置して生まれるリスクは、3つあります。
リスク①:空き家を売る時に、買う人がいなくなる。
リスク②:多額の『損害賠償金』を支払うリスクがある。
リスク③:『管理不全空き家』に指定されてしまう。
1つずつ、説明します。
リスク①:空き家を売るときに、買う人がいなくなる。
空き家を相続し、所有者となっても、
売却や活用をせず、誰も住まないままにしていると、家は崩壊していきます。
具体的には、まず庭に草木が生えて、荒れ放題になります。
そのあとは、窓が割れたり、屋根や外壁が崩れたりして、家自体も、どんどん痛んでいきます。
そうなると、「空き家を売ろう」という時には、買い手が敬遠してしまい、売れなくなってしまいます。
リスク②:多額の『損害賠償金』を支払うリスクがある。
所有している空き家を放置すると、『多額の賠償金を支払うリスク』が生まれます。
【疑問1】なぜ賠償金を支払うの?
空き家を放置していると、犯罪や、事故を誘発する危険性が高くなります。
犯罪や事故が起きて、損害が発生すると、
空き家の所有者が、『損害賠償金』を支払わなくてはなりません。
【疑問2】どんな犯罪や、事故が起きる?
人の目がないため、犯罪者が不法滞在したり
不法侵入者による放火や、自然発火して、火事になることもあります。
そうでなくても、崩れた建物の一部が近隣の家に落ちて、壊してしまう可能性も充分にあります。
これらは、火災保険や、損害保険に入っていなければ、
負担する賠償金の金額が、とても大きくなってしまいます。
リスク③:『管理不全空き家』に指定されてしまう。
空き家を放置していると、『管理不全空き家』に指定されることがあります。
【疑問1】『管理不全空き家』とは?
『管理不全空き家』は、2023年12月から施行された法律による定義です。
「1年以上誰も住んでいない状態で、管理が不十分」だと、
空き家のある自治体から、『管理不全空き家』に指定されます。
【疑問2】『管理不全空き家』に指定されると、どうなる?
『管理不全空き家』に指定されると、固定資産税の金額が、6倍に跳ね上がります。
さらに、自治体からの指導や、勧告を無視し続けると、空き家は強制的に解体されてしまいます。
解体にかかった費用は、空き家の所有者が全額支払わなくてはなりません。
3:誰もが、空き家の所有者になるかもしれない
高齢化がすすむ現代では、誰もが空き家を相続する可能性があります。
「親が持ち家じゃない」
「親と同居している」
という方も、例外ではありません。
【疑問1】なぜ、誰もが空き家を相続する可能性があるの?
『1人暮らしの高齢者数』は、
福岡県だけでも20年前と比べて、10万人以上増加しています。
それに伴い、空き家や、将来空き家になる可能性が高い家も、増え続けています。
『1人暮らしの高齢者』に相続すべき子どもや、兄弟がいなくても、
親戚筋をたどれば、必ず【血縁者=相続権をもつ人】がいます。
もしも、『1人暮らしの高齢者』が、親の血縁者であれば、
親に【空き家の相続権】が生まれます。
相続するはずの親が亡くなっているときは、自分が相続しなくてはならないことがあります。
空き家が増えるということは、『空き家を相続する確率も、高くなる』ということなのです。
【注意】『相続放棄』をしても、空き家を管理しなくてはならない
『相続放棄』とは、空き家を相続せずに、別の相続権を持つ人に譲渡することを言います。
相続放棄すれば、相続することもなくなり、管理費用や手間は無くなるように思えます。
しかし、実際はそうではありません。
法律では、
「次の相続人が見つかるまで、自分の財産と同じように、管理を継続しなければならない」
というように定められています。
空き家を相続する人や、管理する法人が決まるまでは、
空き家を管理し続けなくてはならないのです。
4:空き家の相続に困ったら、売却するか、活用しよう
相続した空き家を処分するには、二通りの方法があります。
方法①:不動産業者に相談して、売却する。
方法②:賃貸に出して、活用する。
一つずつ、説明します。
方法①:不動産業者に相談して、売却する。
空き家を手放してもいい、という方は、
不動産業者に相談して、売却を検討するとよいでしょう。
不動産の売却には、手数料が必要となりますが買い手がつくまでは、費用はかかりません。
売却できるかどうかを判断するためにも、
一度不動産業者に相談することを、おすすめします。
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詳しくは、以下のページに記載しています。
方法②:賃貸住宅にして、活用する。
親から相続した実家は、自分が生まれ育った家でもあります。
「思い入れのある家を、売却するのは抵抗がある」という方は、
リフォームやリノベーションをして、賃貸住宅にするとよいでしょう。
こちらは、将来自分が住むことができるだけではなく、
借り手が見つかれば、安定した賃貸収入を得ることもできます。
ただし、空き家の状態や立地によっては、
借り手が見つからない可能性もありますので、注意が必要です。
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まとめ:リスクのある「空き家の相続」は、すぐに対処しよう
今回は、「誰でも相続するかもしれない空き家」について
そのリスクと、対処の方法についてお話しました。
リノリビングのコラムでは、今後も『相続に関するお役立ち情報』を配信予定!
次回は、「兄弟がいる時の相続方法」についてお届けします。
ぜひ、ご覧ください。
今回ご紹介した、
【空き家の買取り】
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