fu-sui-婦運棲居
捨てたのはモノと先入観
2LDKに4人で暮らす
持ち物を大胆に整理して、戸建からマンションに住み替え。風水デザイナーでもある奥様がいい“気”で満ちた空間をつくりました。
郊外の一軒家に住んでいたHさんは、お子さんの高校進学を機に夫婦で今後の生活について相談。通学・通勤、そして自分たちのリタイア後の生活にも便利な、都市部に移り住むことを決意されました。
4人で80㎡弱の2LDKに住み替える。大胆なまでに自宅をコンパクトにするに際し、ポイントを「4人なら4LDKは必要だとか、キッチンや玄関にはこれがないといけないとか、そういう先入観を捨てること。そして、自分の生活を振り返って無駄をなくすこと。」とHさんは明かします。
「“木”を意味する色をこの家の顔になる部分に取り入れたくて、キッチンの壁をピスタチオグリーンにしました。また、風水的には玄関は明るくて広いほうがいいのですが、玄関スペースは限られています。そこで、寝室と玄関を隔てる壁をぶち抜いてすりガラスにして、寝室側から光を取り込みつつ奥行きを感じさせるようにしたんです。」
「完璧な物件なんてないんです。たとえ悪い条件があったとしても、風水の力を借りてそこを回避できることもぜひ知ってほしいですね。」
作業しやすいようにキッチンスペースだけは十分に確保。アイランドキッチンは奥行き90cm×幅2700cmと大きめで、ダイニング側は収納付き。レンジボード兼収納はオリジナルで造作。大きなフライパンやトレーは有孔ボードに吊るし、見せる収納に。
天井の低さをカバーするため、壁と一体化して見えるように色はグレーに統一。
家の顔にあたるキッチン壁は換気扇も含めてピスタチオグリーンに塗装。白はアクセント的に使うことにし、LDKは広めに、個室は最小限のスペースにとどめました。
- 種別
- マンション
- 構造
- 専有面積
- 73.37㎡
- 間取り
- 2LDK
- 施工期間
- 92日
- 築年月
- 1974年8月
- 場所
- 福岡市中央区薬院
- 施工内容
- 備考
-